最近、肝臓の具合いかが?

肝臓が疲れているいる季節です
「最近、肝臓の具合はいかがですか?」と言っても、自分の肝臓の具合を自覚している人はなかなかいませんよね。
なぜなら、肝臓は「沈黙の臓器」だから。
症状が出ているとなると、相当病気が進行している場合もあります。
大変なことになる前にセルフケアを始めましょう。
年明けから肝臓はへとへと
年末から年始にかけて、クリスマス、忘年会、お正月、新年会とお酒を飲む機会が多かったのではないでしょうか。
そしてまた新年度を迎えて、歓送迎会、お花見と、つい気が緩んでしまい、翌日に後悔したことも少なくなかったのでは?
アルコールが原因となる肝臓障害の中で、特に多いのが脂肪肝です。
肝臓には常に10%ほどの脂肪が蓄積されていますが、その脂肪が30%以上になってしまった状態を脂肪肝というそうです。
アルコールを摂りすぎると、脂肪酸から中性脂肪が大量に合成されて肝臓細胞に蓄積されるため、脂肪肝が起こりやすくなります。
若者に増える脂肪肝
これまで「中高年の病気」というイメージが強かった脂肪肝。
しかし近年は20代~30代の若者にも増加しています。
「最近の若者はあまりお酒を飲まないと言われているのになぜ?」と思いますよね。
脂肪肝の原因は、食事の欧米化や生活の変化、過食、飽食、運動不足などもあるようです。
暴飲暴食を繰り返している人や、運動不足になっている人は脂肪肝になっている可能性もあります。
年齢に関係なく、肝臓をいたわってあげましょう。
脂肪肝は生活習慣病のもと
従来、脂肪肝は軽い病気と思われがちでしたが、近年では、動脈硬化や様々な生活習慣病のリスクを高めるということがわかってきました。
また進行すると、肝炎、肝硬変にある恐れもあります。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、脂肪肝では特に症状が出ないため、症状が出るころには、かなり進行しているということも少なくありません。
例えば、肝炎や肝硬変は、尿の色が濃くなることや、むくみ、かゆみ、横断などの症状が出てきます。
もしそんな症状がみられたら急いで病院へ行ってみてください。
肝臓もダイエット
では、脂肪肝になってしまった場合はどうすればよいでしょうか。
答えは簡単です。
脂肪肝は肝臓の肥満。身体の脂肪と同じように食事と運動で減らすことができるんです。
野菜を中心にしたバランスの良い食事や適度な有酸素運動をすることで、症状は軽減されるといわれています。
1日20分程度のウォーキングを週3回するのも有効といえるでしょう。
継続することも大切です。
新年度を迎えて、新たに気持ちを切り替えて健康に過ごしましょう。